ガラスに投写できる小型で高精細なディスプレイを発表 マクセル

マクセルは2023年8月3日、高効率なバックライトを開発し、ガラスに投写できる小型で高精細なディスプレイ「Bright Mirror Display(BM-Display)」を発表した。これまで搭載できなかった小型車両や商用車、建設車両、電車などのフロントガラス、アミューズメント施設や店舗内のガラスに投写できる。

BM-Displayは、セット容積を約1.3Lと小型化すると同時に、約1kgに軽量化している。高精細な映像を透明なガラス上に投影し、ガラス越しの商品を遮ることなく表示できるため、サイネージ分野へ応用できる。自動車の場合は、ナビゲーション、インジケータ―、警告などをフロントガラスの下端部に表示できるため、視点移動が少なく安全性の向上が期待できる。

外観イメージ

デジタルサイネージでの表示イメージ

また、従来のガラスに合わせたカスタマイズが必要なHUDとは異なり、BM-Displayは高解像度化と同社独自の画像補正技術で製品の共通化を図り、開発期間を短縮し、低コスト化している。さらに、小型化したことで、小型車から大型車、特殊車両まで幅広い車両へ容易に搭載できる。

トラックなどの商用車への後付け対応も検討しており、速度情報、連続運転時間、休息時間などの情報表示によって安全性の向上を目指す。

自動車向けBM-Display概要仕様

関連情報

多様なニーズ、マーケットに対応したガラス投写型高精細ディスプレイを開発

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