- 2023-9-1
- 技術ニュース, 機械系, 海外ニュース
- AI, Scott Cain, X-62 VISTA, XQ-58A Valkyrie, 低コスト消耗型航空機技術（LCAAT）, 無人航空機, 米空軍研究所（AFRL）
PHOTO BY: U.S. Air Force photo
米空軍研究所（AFRL）は2023年8月2日、無人航空機「XQ-58A Valkyrie」がAIによる操縦で、3時間に及ぶ飛行に成功したと発表した。
XQ-58A Valkyrieは、全長約9m、翼幅約8mの無人航空機。巡航速度は時速約880kmで、航続距離は約5600kmだ。戦術航空機のコストを抑えることを目的としたAFRLの「低コスト消耗型航空機技術（LCAAT）」ポートフォリオの一部として開発され、2022年12月には自律飛行に成功していた。
AIによる操縦アルゴリズムは、高度なシミュレーションを通して機械学習により訓練され、有人の航空機「X-62 VISTA」での飛行テストやXQ-58A Valkyrieでの地上試験運用により成熟度を高めた。
AFRL司令官のScott Cain准将は、AIは未来の戦闘においては不可欠な要素だとし、産学官の連携が必要だと説明した。
関連情報
AFRL artificial intelligence agents successfully pilot XQ-58A Valkyrie uncrewed jet aircraft > ONE AFRL / TWO SERVICES > Article Display
米空軍の無人機「XQ-58A Valkyrie」、敵の探知を回避する自律飛行に成功
無人戦術航空機「Valkyrie」、小型ドローンの空中発射に成功
