- 2023-9-19
- 技術ニュース, 機械系, 海外ニュース
- Andy Byford, Eric L. Johnson, Jerry Wilson, Michael Bui, Sylvester Turner, アムトラック, テキサス・セントラル・パートナーズ, 新幹線, 温室効果ガス, 燃料, 鉄道, 高速都市間鉄道サービス, 高速鉄道プロジェクト
米国の鉄道会社Texas Central Partners(TCP)とAmtrakは、ダラスとヒューストン間を時速205マイル(約330km)で運行する高速鉄道プロジェクトの実現可能性を探っている。Amtrakが2023年8月9日のプレスリリースで発表した。
同プロジェクトは、米国の上位5つの主要大都市のうちの2つの大都市間240マイル(約385km)を、移動時間約90分で結ぶというもの。プロジェクトが実現すれば、テキサス州の人々に社会的、環境的、雇用的、経済的利益をもたらす。また、州間高速道路の交通量を減らすことで、6500万ガロンの燃料を節約。温室効果ガス排出量を年間10万トン以上削減すると推定されている。
Amtrakの高速鉄道開発担当上級副社長Andy Byford氏は「私たちは、ヒューストンやダラスのような国内最大かつ急速に成長している大都市の多くには、より高品質な高速都市間鉄道サービスが必要であると信じている。この可能性のあるプロジェクトを評価し、TCPとの機会を模索するために私たちの経験を提供できることを誇りに思う」と述べた。
TCPのCEOであるMichael Bui氏は、「先進的で実績のある新幹線技術を使ったこの高速列車は、アメリカ南部の鉄道旅行に革命を起こす可能性を秘めている。Amtrakはその実現に向けた完璧なパートナーになり得ると確信している」とコメント。ダラス市長のEric L. Johnson氏や、ヒューストン市長のSylvester Turner氏、テキサス州および中南部州の鉄工地区評議会のJerry Wilson氏らからも、同プロジェクトを歓迎するコメントが寄せられている。
Amtrakは2016年以来、TCPとさまざまな取り組みで協力してきた。両社は現在、プロジェクトをさらに推進するための潜在的なパートナーシップの可能性を検討している。