- 2024-1-12
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- Aeromao, BVLOS(Beyond Visual Line of Sight:目視外)飛行, EPP素材, VT-Naut, VTOL(Vertical Take Off and Landing:垂直離着陸)ドローン, VTOSL(Vertical Takeoff and Short Landing:垂直離陸および短距離着陸), チルト機構, マッピングカメラ, マルチスペクトルセンサー, 固定翼ドローン, 長距離監視ビデオ
カナダのAeromaoは、水面にも着水できるVTOSL(Vertical Takeoff and Short Landing:垂直離陸および短距離着陸)固定翼ドローン「VT-Naut」を発表した。
VT-Nautの翼幅は1.96mで、重量はわずか3100g。故障の原因となるチルト機構や、余分なブーム、垂直飛行用の追加モーターなどの不必要な重量がない。そのため従来のVTOL(Vertical Take Off and Landing:垂直離着陸)ドローンに比べ、コストも数分の一に抑えられている。
最大積載量は500gで、マッピングカメラや長距離監視ビデオ、マルチスペクトルセンサーなどを搭載できる。機体は衝撃を受けても形状回復するEPP素材でできており、曲がったり割れたりすることがない。分解して持ち運びができ、セットアップは2分で完了する。
自動での垂直離陸や、地面または水面に自動で正確な位置への胴体着陸(着水)が可能。巡航速度は55km/hで、最高速度は85km/hに達する。最大航続時間は90分で、30kmのデータリンク範囲と70kmの直線ルートミッションによるBVLOS(Beyond Visual Line of Sight:目視外)飛行が可能だ。
地図作成、測量、検査、偵察、観察、農業など、広大なエリアをカバーするさまざまな用途に応える。