Raytheon、アメリカ陸軍のドローン迎撃システム「LIDS」に提供するレーダーとエフェクターを紹介

RTXコーポレーションの一部門であるRaytheonは2024年2月8日、アメリカ陸軍のドローン迎撃システム「LIDS」に提供する「KuRFSレーダー」と「Coyoteエフェクター」を紹介した。

Kuバンドの360度脅威検知センサーを備えたKuRFSレーダーとローコストで高効率な迎撃システムであるCoyoteエフェクターは、LIDS(Low, slow, small, unmanned aircraft Integrated Defeat System)の重要な構成要素だ。ドローンなどのUAS(Unmanned Aircraft Systems:無人航空機システム)の脅威に対し、防衛に不可欠な検知および撃破能力を提供する。

マルチミッションに対応するKuRFSレーダーは非常に高精度で、9mm弾さえ検出可能。誤警報や目標喪失もほとんど起こさない。本物のターゲットと反射(ノイズ)との識別も可能だ。固定式(KuRFS)と移動式(Ku720)があるため、柔軟な配置にも対応できる。Coyoteエフェクターは、ほかのシステムよりも長距離および高高度でドローンを撃墜できる。Coyote Block 2キネティックエフェクターは単体のドローンだけでなく、さまざまなサイズや機動性を有するドローン群も撃破可能だ。

2023年に実施されたテストでKuRFSレーダーは、30機を超える無人航空機群を検知し、追跡することに成功した。Coyoteエフェクターは、単体および群のターゲットを複数撃墜し、複数の脅威を撃破するのにかかる交戦時間の短縮を実証している。アメリカ陸軍は、2024年後半に次回のテストを実施する予定だ。

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News | Meet the US Army’s LIDS: A sure shot against drones | Raytheon

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