国内2例目となる厚労省認定のサイボーグ義手を開発 電通大

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電気通信大学は2022年4月14日、大学院情報理工学研究科の山野井佑介特任助教をはじめとする研究グループが、5指独立駆動型のサイボーグ義手の開発と実用化に成功したと発表した。義手は厚生労働省の補装具等完成用部品として認められた。電動義手として国の認定を受けるのは、2018年に同大が開発した製品に続いて2例目となる。

開発された成人用の5指独立駆動型サイボーグ義手は、筋肉が収縮するときの電気信号「筋電」を、ルネサス製SH2マイクロコントローラーを介して義手に伝え、5指のロボットハンドを制御する。筋電の周波数強度パターンと義手の手指動作パターンを対応づける個性適応学習機能を搭載しており、パターンを認識させることで、義手をより直観的にコントロールできるようになる。

同大学では3人の被験者と3カ所の病院、義肢装具会社の協力を得て、新しい義手のフィールドテストを3カ月間実施。その結果、日常生活で有効に機能し、生活向上に寄与するとの評価を得た。国の認定を受けると、義手が公費で支給されるようになる。

現在、公費支給されている電動義手はほとんどが国外大手3社のもので、国産の義手は同大学が開発した1製品しかなかった。海外製品はコストが高いうえ、機能的にも制限が大きく、自由に機能を追加することも難しかった。

その点、今回開発した義手は独自の学習機能で自在にコントロールでき、今後も新たな機能を開発し、自由に追加できる。

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