超高剛性2軸延伸ポリプロピレンシートを開発――印刷による加飾が可能 エフピコ

エフピコは2024年4月30日、賦形性に優れた150~300μmの超高剛性2軸延伸ポリプロピレン(OPP)シートと、同シートを熱融着した厚さ1~3mmの積層OPPシートを開発したと発表した。

同シートは、同社が有する2軸延伸技術を活用して開発したものだ。同社によると、一般的なOPPフィルムは厚さ30~50μmで主に食品用軟包装資材として用いられている。今回開発したOPPシートは厚さ150~300μmで、透明性や耐熱性、耐寒性、耐油性に優れる。さらに、広い温度域での剛性と耐衝撃性との優れた物性バランスも持つ。

同シートを射出成形品に貼合することで強度を向上させると共に、プラスチック使用料の削減や軽量化が可能になる。また、優れた透明性を生かして印刷による加飾を施すことで塗装工程が省略できるなど、新しい食品容器の開発が可能になるという。

同時に開発した積層OPPシートは、剛性と耐衝撃性、および高靭性に優れる。透明性も高いため加飾性にも優れる。また、アルミと同等の線膨張係数を有しているため、鉄鋼板、アルミ鋼板、繊維強化プラスチック(FRP)などの一部代替として、モビリティや住宅関連分野への応用が期待されるという。

同社は、2027年に今回開発したOPPシートの生産開始を目指し、新工場の設計を進めている。

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世界初の超高剛性2軸延伸ポリプロピレンシートの開発に成功 – ニュースリリース

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