- 2024-7-4
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- Large Scale Additive Action Team(LSAAT), Paul Maloney, SPEE3D, TitanSPEE3D, コールドスプレー・アディティブマニュファクチャリング(CSAM)技術, 積層造形技術イベント, 金属3Dプリンター
豪SPEE3Dが、2024年6月11日~13日に米マサチューセッツ州で開催された積層造形技術イベント「Large Scale Additive Action Team(LSAAT)」にて、大型の金属3Dプリンター「TitanSPEE3D」を発表した。
TitanSPEE3Dは、金属粒子を超音速で基材に吹き付けてパーツを層状に形成する、同社のコールドスプレー・アディティブ・マニュファクチャリング(CSAM)技術を使用している。大きさは4.3×4.3×3.3m、重量は約5トンと非常に大型で、製造可能な造形物は直径2.4m、高さ1m、最大重量2トンとなっている。通常は鋳造を必要とする大型の金属部品を、わずか数日で製造できるという。素材はアルミニウム6061やアルミニウム青銅、ステンレス鋼316などに対応している。
同社の最高収益責任者であるPaul Maloney氏は、「TitanSPEE3Dは、防衛、重工業など、非常に大きな部品の鋳造に依存する業界にとって、迅速で持続可能かつ、コスト面にも優れたゲームチェンジャーとなるでしょう」と説明した。TitanSPEE3Dの商用リリースは2025年を予定している。