Silfab Solarの次世代太陽光パネル――30年後でも初期性能の約90%を維持

カナダの太陽光パネルメーカーSilfab Solarは、2024年9月、次世代のN型太陽電池技術を採用した高性能両面パネル「Silfab Utility」シリーズを発表した。同シリーズは最大出力(620~640W)の違いに応じて3バージョン(SIL-620、630、640)を用意している。いずれもエネルギー変換効率が23%に迫る高効率パネルだ。

同シリーズは高効率なだけでなく、-40~85度までの厳しい環境下でも運用でき、耐久性が高い。製品保証は25年、性能保証は30年と長く、30年後でも初期性能の89.3%を維持できると試算している。

同社はSilfab Utilityの効率性について、従来の標準的な太陽光パネルが107枚で28.3kWを発電するところ、Silfab Utilityでは103枚で32.1kW発電できると説明し、パネルの年間劣化率に関しても業界標準より45%低く、光照射や熱変動などのさまざまな負荷に対する耐性を高めていると強調している。

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