- 2025-2-27
- ロボット, 技術ニュース, 機械系, 海外ニュース
- Kent Fire and Rescue Service, ビデオ録画, ホースアタッチメント, 消火活動, 消防ロボット, 熱感知機能

英Kent Fire and Rescue Serviceが2025年1月22日、最新の消防ロボットを導入し、今後数週間のうちに出動態勢に入ると発表した。
今回導入したロボットは、ビデオ録画や熱源の場所を確認する熱感知機能を搭載している。音声を使って人々に話しかけ、指示を出すほか、担架でけが人などを運び出すのを手伝う。さらに、ホースアタッチメントを装備すれば、1分間に最大2000リットルの水を噴射して消火活動の支援も可能だ。特に困難かつ危険な工業施設や商業施設での火災など、大規模な事故現場において投入される予定で、ロボットがさまざまな情報を収集し、安全な距離を保った作業員に収集した情報を伝達する。
技術救助チームの隊員は、ロボットの遠隔制御訓練をすでに完了している。活用方法について、完全には見定められていないとしながらも、消防ロボットの秘める可能性に期待を示した。