キーごとに入力設定が可能――ホールセンサー式キーボード「K2 HE」のクラウドファンディング Keychron

Keychron/YouTube

Keychronが、キーごとにアクチュエーションポイント(キーストロークのON/OFF位置)の設定が可能なホールセンサー式75%キーボード「K2 HE」を開発した。クラウドファンディングサイトのKickstarterにて、2024年9月13日まで支援を募集中だ。9月9日時点で1億3000万円以上の支援を集めるなど、人気を博している。

K2 HEは、Gateronダブルレール磁気スイッチを搭載した75%レイアウトのワイヤレスキーボードだ。アクチュエーションポイントを通常のメカニカルスイッチのような物理的な接触ではなく、ホール効果を利用してON/OFFを検出する磁気センサーで測定する仕組みにより、0.1mmの精度でアクチュエーションポイントをキーごとに設定できる。設定範囲も0.2〜3.8mmと幅広い。

また、1個のキーに最大4種類のアクションを設定できるDKS(ダイナミックキーストローク)や、キーのストロークをON/OFFではなく、アナログ値として取り出してジョイスティックのように使えるAnalog Modeなど、ゲーミングキーボード向けに特徴的な機能を採用している。接続方式は、USB(有線)、Bluetooth、2.4Gに対応している。USBまたは2.4G無線接続時には1000Hzの高速ポーリングが可能だ。Bluetooth 5.2を利用すれば、ファンクションキーを使って最大3台のデバイスを切り替えて使用できる。内蔵バッテリーは4000mAhで、USB Type-Cを使って約5時間でフル充電できる。

2つのエディションをラインアップしており、ひとつは木とアルミを組み合わせたフレームで、キーキャップがOSAプロファイルのスペシャルエディション、もうひとつはアルミフレームで、キーキャップがCherryプロファイルのスタンダードエディションだ。定価はスペシャルエディションが140ドル(約2万円)、スタンダードエディションが130ドル(約1万9000円)となっている。Kickstarterのキャンペーンでは、5ドル(約720円)割引などのリターンが用意されている。キャンペーン期間は9月13日までで、2024年9月から10月にかけて製造し、11月より出荷を開始する予定だ。

関連情報

Keychron K2 HE: Ultimate Customizable Magnetic Keyboard by Keychron — Kickstarter

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