米陸軍向けに10kW小型発電機のテストを開始 米LiquidPiston

米LiquidPistonは2024年9月23日、米陸軍向けに開発している、軽量で持ち運び可能な10kW重質燃料発電機のテストを開始したと発表した。

今回テストを開始した発電機は、現在米陸軍で使用されている10kW発電機システムに比べ、重量とサイズともに約4分の1と小型の発電機だ。米陸軍のデモンストレーション用のハイブリッドeVTOL「UAS」などにも採用されている、同社のロータリーエンジン「XTS-210」で駆動する。エンジンのほか、電動モーターとカスタムパワーエレクトロニクス、制御装置、熱管理システム、燃料タンク、消音装置、軍用グレードのパッケージなど、現場での安全で効率的な電力生産に必要なすべての要素が組み込まれている。

同発電機は、軍事仕様を念頭に開発されているが、基本的なディーゼルや灯油、ジェット燃料などの重質燃料に適応でき、ガソリンやプロパンなどの燃料に対応するよう再構成も可能だとしている。

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LiquidPiston Begins Testing 10KW Generator Prototype

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