- 2025-2-4
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中国のバッテリーメーカーCATLは、2024年12月18日、EV用バッテリーの交換システムである「Choco-Swapエコシステム」の構築を発表した。これは、同社の創設者で会長兼CEOのRobin Zeng氏が「Choco-Swapエコシステム会議」の席で発表した。
CATLの計画では、2025年までに1000カ所のChoco-Swapステーションを建設し、香港とマカオに進出する。同社の中期計画によれば、パートナー企業と協力して1万カ所のステーションを建設し、将来的に3万カ所を目指す。
標準型のバッテリー交換ステーションは、ホイールベースが2.55~3.1メートルの車両に対応する。バッテリー交換の成功率は99.99%で、作業時間は燃料補給時間と同程度の、1回あたり100秒だ。
計画する3万カ所のバッテリー交換ステーションは、エネルギー貯蔵、充電、交換を組み合わせて、分散型のエネルギー貯蔵ユニットとして機能する。個々の交換ステーションに14~30個のバッテリーを保有することで、推定で合計3360万kWhの電力を蓄積する。
この3万カ所のバッテリー交換ステーションが対応できる2000万台の自動車は、11億2000万kWhの電力を保持できると推定できる。そうすると、これらの分散型エネルギー貯蔵設備は、いつでも電力網の需要に対応できる計算になる。
Choco-Swapエコシステムに参加する企業数は、会議の開催日時点で、100社近くにのぼった。Choco-Swapは、ブランド横断型、車種横断型、業界横断型のサービス能力を提供する、標準化されたバッテリー交換を特徴としている。
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