- 2025-1-29
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- F414-GE-100, Lockheed Martin, Quesst(Quiet supersonic technology), Skunk Works施設, X-59, アフターバーナー, アメリカ航空宇宙局(NASA), エアフロー, ジェットエンジン, ソニックブーム, フルアフターバーナー, 追加推力, 静音超音速研究機
アメリカ航空宇宙局(NASA)は2024年12月20日、静音超音速研究機「X-59」の初のフルアフターバーナー試験を、2024年12月12日に完了したと発表した。
アフターバーナーは追加推力を生成するジェットエンジンの装置で、アフターバーナーを備える「F414-GE-100」エンジンによりX-59は超音速の要件を満たす。
同試験は、カリフォルニア州パームデールにあるLockheed MartinのSkunk Works施設にて実施した。エンジンが許容温度範囲内で作動し飛行に十分なエアフローを確保できること、ほかのサブシステムとも同期して作動することを実証した。
X-59は「Quesst(Quiet supersonic technology)」ミッションの中心であり、都市部上空での超音速飛行において大きな障壁となる、ソニックブームによる騒音の解決を目指す。初飛行は2025年を予定している。
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NASA Runs X-59 Engine with Maximum Afterburner for First Time – NASA