通信衛星「O3b mPOWER」2機を追加打ち上げ――宇宙での通信に成功 米Boeing

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米Boeingは2024年12月17日、同社の衛星「O3b mPOWER」2機を追加して打ち上げられ、宇宙での通信に成功したと発表した。打ち上げは、ケネディ宇宙センターにおいてSpaceXの「Falcon 9」ロケットに搭載されて行われた。

O3b mPOWERはルクセンブルクに本拠を置く衛星通信事業者SESにBoeingが納入している衛星で、これまで6機が打ち上げられており、中軌道(MEO)衛星コンステレーションを構成する。テラビットレベルの容量、150ミリ秒未満の往復遅延を実現し、世界中のユーザーに高速で信頼性の高い接続を提供するSESのサービスを強力にサポートする。

SESのCEOであるAdel Al-Saleh氏は「O3b mPOWERは宇宙における当社の最も強力で、技術面において先進的かつ柔軟な衛星群です。当社の衛星の数が増えるにつれ、ネットワークの容量と効率も飛躍的に向上します。今年初めにO3b mPOWERのサービスを開始して以来、それが当社の顧客の接続体験にとっていかに不可欠となっているか目の当たりにしてきました」とコメントした。

Boeingは約4カ月後となるSESへの引き渡しまでに、軌道上試験を行いながら衛星を周回軌道へと導入する予定だ。

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