- 2020-3-27
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- Vドライブ, ZF 5200 A / V PTI, ZFフリードリヒスハーフェン(ZF), ダウンアングル, ハイブリッドトランスミッション, パワーテイクイン, フェリー, レジャーヨットセグメント, 電気モーター
ドイツの変速機製造大手ZFフリードリヒスハーフェン(ZF)は、船舶向けハイブリッドトランスミッションの新モデル「ZF 5200 A / V PTI」を発表した。設置方法は、V(Vドライブ)とA(ダウンアングル)の両方に対応し、多様な変速比とコンパクトな設計で、幅広い船種に対応する。
近年、レジャーや観光、輸送などの海運業界において、レジャーヨットセグメントでは、できるだけ広い居住空間が求められており、一方でフェリーには貨物室として利用できるスペースの拡大が必要になる。さらに、より厳しい環境規制に対応して、パフォーマンスと信頼性の面で犠牲を払わずに、可能な限り小型排気量のコンパクトな駆動アセンブリが求められている。
ZF 5200 A / V PTIは、Vドライブとダウンアングル両方の設置形態に対応したZF初のハイブリッド対応トランスミッションだ。主動力に加え、パワーテイクインに電気モーターを組み合わせ、最大2462 kW(3500 HP)のプライマリドライブ出力を伝達できる。また、広い変速比範囲(メインドライブ:2.588から4.250、パワーテイクイン:2.5888から13.813)との組み合わせで、さまざまな種類の船舶で、排出ガスと騒音を低減した高性能な運航を実現できる。
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