- 2021-11-22
- 製品ニュース, 電気・電子系
- TLX9188, フォトカプラー, フォトトランジスター, 東芝デバイス&ストレージ, 絶縁型信号通信, 赤外発光ダイオード, 車載
東芝デバイス&ストレージは2021年11月18日、200V耐圧トランジスター出力の車載フォトカプラー「TLX9188」を新たに製品化し、同日から出荷を開始したと発表した。同製品の用途は、電気自動車などの電動モビリティに使われる車載機器向けの絶縁型信号通信を想定している。
TLX9188はフォトトランジスターと赤外発光ダイオードを光結合させたフォトカプラーで、高耐圧フォトトランジスターを内蔵。コレクター/エミッター間電圧定格200Vを同社の製品として初めて実現した。従来製品の「TLX9185A」に比べて2.5倍の値で、100~200Vの電圧を扱う機器内部のアナログ信号フィードバック回路としての使用が可能になった。
さらに-40~+125˚Cという広範囲の温度下で動作し、特に高温下での動作性に優れていることから、バッテリー電圧監視やメカニカルリレー固着検出、地絡検出などバッテリーマネジメントシステムへの応用に適している。
スイッチング特性では、ターンオン時間とターンオフ時間の最大値を規格化した。これによって機器内の単方向スイッチとしても使用することができ、応用回路の低コスト化を図れる。
TLX9188は4ピンSO6パッケージで、サイズは3.7×7.0×2.1mm。AEC-Q101やIATF 16949に準拠している。