加ダルハウジー大学のJeff Dahn教授は、米Tesla Motorsと組んでリチウムバッテリーの寿命を数十年にまで伸ばす方法を研究している。その研究内容について、2017年5月3日、米マサチューセッツ工科大学(MIT)で行われたDahn教授の講義で語られたようだ。
Dahn教授は、2016年6月にTesla Motorsとの5年間のパートナーシップを結び、バッテリーのコスト削減、寿命伸長、エネルギー密度上昇に取り組んでいる。その結果、わずか1年足らずで、Tesla Motorsのバッテリー寿命を2倍にすることに成功したと海外メディアは報じている。
一般的に、バッテリーは化学変化により徐々に経年劣化していくが、Dahn教授のチームは、ある種のアルミニウムコーティングを施すことで、ほとんど全くといっていいほどバッテリーが劣化しなくなることを発見。ある海外メディアの記事によると、このブレークスルーによりTesla Model 3のバッテリー寿命は20年ほどにまで伸ばせる目処が立ったという。