アメリカの2018年新卒採用、前年比5%増となる見通し

2017年6月1日は、経団連の新指針による就職選考活動の解禁日だった。2018年卒の新卒採用活動が本格化したわけだが、海の向こうのアメリカの就職事情は、新卒者にとって明るい見通しとなっているようだ。

National Association of Colleges and Employers(NACE:全米大学・雇用主協会)の最近の調査レポート「Job Outlook 2017 Spring Update」によると、アメリカの雇用者は2016年と比較して、2017年には新卒者の採用を5%増やす計画だ。

ただし、NACEは2016年秋に、2017年の新卒者採用数は5.8%増加すると予測していた。5%増という今回の予測は、若干、下方修正されたことになる。

下方修正となった要因は、米国外からの留学生の採用を控える動きにありそうだ。調査に協力した雇用主のうち、約46%がアメリカで留学生の採用を減らす計画だと回答。留学生採用について現状維持の雇用主は30.3%、採用を増やすと回答した雇用主は24.2%にとどまった。

「海外からの留学生を採用する計画」と回答した雇用主の割合も、2016年の32.8%から2017年には27.5%へと減少。2012年以来の最低水準になったという。

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JOB OUTLOOK: EMPLOYERS MAINTAIN FALL HIRING PROJECTIONS

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