2018年6月1日にアメリカ労働省労働統計局が発表した5月の雇用統計によると、非農業部門就業者数は22万3000人増加し、失業率は3.8 %と報告された。2018年4月に続き、失業率は4%を下回った。小売業、ヘルスケア、建設業などの産業で引き続き雇用が増加している。
前月と比べて、成人男性、黒人、アジア人の失業率が改善。成人男性の失業率は3.5%、成人女性は3.3%、ティーンエイジャーの失業率は12.8%となった。白人は3.5%、 黒人は5.9%、ヒスパニックは4.9%、アジア人は2.1%となっている。
5月に雇用が増えた業種について詳しくみると、小売業では3万1000人、ヘルスケアで2万9000人、建設業で2万5000人、プロフェッショナル&ビジネスサービスでは2万3000人、運輸(輸送、倉庫)では1万9000人、製造業では1万8000人、鉱業では6000人の雇用が増加した。卸売業、情報、財務活動、レジャー、接客業、官公庁などの雇用者数は、ほとんど変わらなかった 。
非農業部門の1週間当たりの平均労働時間は4月と変化は無く、34.5時間と報告されている。時給については4月の26.84ドル(約2930円)から8セント上昇し26.92ドル(約2940円)。平均時給は前年比で71セント(2.7%)上昇した。