低炭素車両プロジェクト、イギリス政府から3500万ポンドの支援を受ける

イギリス政府は2013年、低炭素推進技術の開発と生産において同国を中核的研究拠点に位置付けることを目的として「先端推進システム技術センター(APC)」を設立した。本拠地はイングランドにあるウォーリック大学で、イギリス政府と自動車業界の間で10年間に10億ポンドを投資する取り組みで、年2回のコンペティションを通して助成金を提供するものだ。APCのサービスによって、共同プロジェクトが可能になり、低炭素車両開発に関するイギリス内でのサプライチェーンが確立されるとしている。

そのAPCが第9回のコンペティションでイギリスに本拠を置く3つの低炭素自動車パワートレーンプロジェクトを選定し、3500万ポンドを出資することを決めた。

選定されたプロジェクトは、一般道における燃料消費と二酸化炭素排出量を50%以上削減する油圧ドライブ技術を持つ「Artemis Intelligent Power」、軽量商用車用の固体酸化物型燃料電池の「Ceres Power」、および高性能車向けe-アクスルトランスミッション、e-モーターおよびインバーターモジュールの「hofer powertrain」の3つ。Artemis Intelligent Power は三菱重工の子会社、Ceres Powerは日産と提携契約を締結しており、日本のメーカーも関与しているプロジェクトだ。

開発された技術は、産業戦略と最近発表された「Road to Zero」戦略の一環として、イギリスがゼロエミッション技術の世界的リーダーになることに寄与することが期待されている。

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£35M Invested in the Development of Low Carbon Automotive Technologies

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