マクセル、IoTやウェアラブル機器用電源向け高出力高容量ボタン形二次電池を開発――併せて専用充電ICも開発

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マクセルは2018年10月12日、IoTやウェアラブル機器用電源に適した高出力高容量のボタン形二次電池を開発したと発表した。

近年、インターネット技術や各種センサー技術の進化を背景に、機器のIoT化が進展。その市場規模は、2021年に年300億個と予測されている。その用途は、ファクトリーオートメーション、スポーツ、ヘルスケアなど、産業用から民生用まで幅広い分野に及ぶため、使用される電池には、これまで以上の信頼性とサイズバリエーションが求められる。

そこで、同社は今回、リチウムを用いない1.5V系の二次電池としてボタン形二次電池を新たに開発。水溶液系電解液を用いることで発火や発煙の危険性をなくし、高い信頼性を確保した。そのため、リチウムイオン電池で必要とされる保護回路も不要で、リチウム系電池に課される航空輸送時の規制も受けない。

同サイズにおける放電カーブの比較

また、小型ながら高出力を実現しており、無線通信に必要な電力を出力できる。最大サイズの製品では、60mWの出力が可能。そのエネルギー密度は、一般的なニッケル/水素電池の約2倍で、小型IoT機器の主電源としても使用できる。

さらに、外径4.8~11.6mm、高さ1.2~5.4mmの間で26種類のサイズバリエーションを用意。用途としては、多機能ウォッチ、ワイヤレスイヤホン、活動量計、スマートグラス、Body Area Network機器、補聴器、電子ペンなどを想定している。

併せて、専用充電IC「BD7090NUV」を、ロームと共同開発。1.8Vでの充電を必要とする全サイズの充電条件、充電プロファイルに対応している。

同電池と専用充電ICは、2019年の量産を予定。なお、両製品は今秋に実施される展示会、「CEATEC JAPAN 2018」と「ET & IoT Technology 2018」のロームブースでパネル展示する予定だ。

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