記録容量18TBを達成したヘリウム充填HDD「MG09シリーズ」のサンプル出荷を3月開始 東芝デバイス&ストレージ

東芝デバイス&ストレージは2021年2月18日、大容量の3.5型ニアラインHDDとして、CMR(従来型磁気記録)方式で業界最大容量となる18TBを達成したヘリウム充填HDD「MG09シリーズ」を開発したと発表した。サンプル出荷は、3月末から順次開始する予定だ。

MG09シリーズは、同社初となるFC-MAMR(Flux Control-Microwave Assisted Magnetic Recording: 磁束制御型マイクロ波アシスト磁気記録方式)を採用。記録密度をMAMRの書き込み磁極からの磁束制御によるアシスト効果などを用いて高めている。

記憶容量は18TBに大容量化。同社の前世代品の16TBに比べ、12.5%増となる。容量あたりの消費電力(W/TB)は、SASモデルで約10%低減。16TBモデルのW/TBは0.28、18TBモデルのW/TBは0.25となっている。

インターフェースは、SASとSATAをラインアップ。CMR方式を採用しているため、従来型システムで使用されていたHDDとの置換にも適している。

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