リチウムイオン二次電池世界市場、2022年には7兆3914億円に拡大――自動車の電動化が進みxEV用が市場をけん引 富士経済調査

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富士経済は2019年1月30日、同社の「2018 電池関連市場実態総調査 No.2」(2018年11月8日刊)をもとに、リチウムイオン二次電池(LIB)市場の分析、展望を発表した。

この調査では、LIBをはじめとする二次電池8品目、一次電池8品目、LIB用制御部品5品目、LIB主要応用製品4品目、計25品目の市場を調査/分析。「小型民生用(シリンダ型、角型、ラミネート型)」「xEV(電動車)用」「ESS(電力貯蔵システム)、UPS(無停電電源装置)、BTS(携帯電話基地局)用」の3品目に分けて解説している。

注目市場であるLIB世界市場は、2022年には、2017年比で2.3倍の7兆3914億円に拡大すると予測。自動車の電動化が進みxEV用が市場をけん引し拡大するとしている。

LIBの小型民生用はシリンダ型が中心で、TeslaをはじめとするEVで使用されていることから需要が増加。充電式電動工具や電動アシスト自転車向けも、ニカド電池からLIBへの切り替えが加速しているという。角型については、ラミネート型への切り替えの影響から縮小していくと予測。ラミネート型は、スマートフォンやウェアラブルデバイス向けが好調で、小型民生用市場は拡大していくと予想している。

xEV用は中国などを中心に市場が拡大。中国では、乗用車のほか、バスや物流などの専用車で電動化が進んでいるとし、今後も市場は大幅に拡大していくとみている。

ESS、UPS、BTS用では、再生可能エネルギー発電の普及に伴いESSで需要が増加。BTSでは、鉛蓄電池からLIBへの切り替えが進み好調だという。また、5Gのサービスが2019年に欧米で、2020年には日本で開始するとみており、これによりBTSでLIBの需要が増加すると予想している。

LIB以外では、鉛蓄電池が自動車/二輪車向けの伸長で好調だという。また、コイン型のリチウム二次電池は、Bluetoothヘッドセットや充電式補聴器、ウェアラブル端末で需要が増加していると報告。これらの好調な電池がけん引することで、今後も市場は拡大していくとみている。

一次電池については、新興国でのマンガン乾電池からアルカリマンガン乾電池への切り替えが続いていることから堅調に伸びており、今後も需要は増加すると予想。また、空気亜鉛電池は従来からの補聴器向けと集音器向けで、塩化チオニルリチウム電池はスマートメーター向けが好調だという。これらの好調な電池がけん引し、今後も市場は拡大していくとみている。

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