自称“AI”企業の実態――EUの「AIスタートアップ」の4割がAIを活用せず

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近年、AIを企業価値の中心に据える企業が増えている。AIスタートアップの比率も、2013年では50社中1社だったのに対し、現在は12社に1社となっている。しかし、英MMC Venturesの調査によると、EUのAIスタートアップのうち40%は実際にはAIを活用していないということが分かった。

MMC Venturesは、EUに加盟する13カ国のAIスタートアップの活動内容、重点項目、資金用途を個別に調査。実際にAIの活用を確認できたのは、2830社のおよそ6割にあたる1580社だった。投資会社はAI技術に投資をする傾向があり、新興AI企業への投資額もこの5年で15倍に増えている。“AI企業”は資金調達力が高く、AI事業をもたない従来のソフトウェア企業と比べても多くの資金を集めていることも原因と見ている。

MMC Venturesの調査は広範にわたるもので、AIのもたらす恩恵についても触れられている。現在EUのAI技術の中心となっているのはイギリスで、ほかの国の2倍近い約500のスタートアップが存在する。特に、健康&福祉分野に焦点をおく企業が多く、今後10年で、デベロッパーは医師よりも大きな影響を与えるだろうとしている。コンピュータービジョン、自然言語処理、高精度パターンマッチングなど、AI技術はプロセス自動化や効率化により、医療コストの削減に貢献していると言える。

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The-State-of-AI-2019-Divergence

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