アメリカ、2020年末までに1フィートの定義を国際基準に統一

  • Tweet
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Credit: NOAA

アメリカには、2つの異なる長さの定義があることをご存じだろうか。1つ目は1フィートを0.3048メートルとする「国際フィート」で、1959年に制定されている。もう1つは、1893年から使われている「米国測量フィート」で、1フィートを3937分の1200メートル(約0.3048006メートル)と定めているものだ。

米国測量フィートは、1959年に国際フィートが制定されたときに、測地測量目的に限り、米国測地管理網の調整が済むまで暫定的に使用を認められた。米国測地管理網の調整は1986年に完了したが、米国測量フィートは生き残り、国際フィートに移行した州と米国測量フィートを使い続けている州が混在している。

1米国測量フィートは、1国際フィートより100万分の2米国測量フィート分だけ短い。これは日常生活では無視できる差だが、長距離を扱う場合は問題となり、混乱が生じる。特にアメリカ国内の位置の基準となる国家平面座標系(State Plane Coordinate System/SPC)で問題を生じているという。

これを解決するため、アメリカ国立標準技術研究所(NIST)、国立測地測量局(NGS)、国立海洋局(NOS)、海洋大気局(NOAA)は、共同作業を行っており、国家空間座標系(National Spatial Reference System/NSRS)の近代化の一環として米国測量フィートを段階的に廃止し、2020年末までに国際フィートに統一することを計画している。

NGSの作成した資料によれば、この変更によりテキサス州の東西の幅はピックアップトラックの荷台より長い約8フィート増えるそうだ。

関連リンク

PUTTING THE BEST “FOOT” FORWARD: ENDING THE ERA OF THE U.S. SURVEY FOOT (1959 TO 2022)

関連記事

アーカイブ

fabcross
meitec
next
メルマガ登録
ページ上部へ戻る