ロボティクス向け薄型化モータの新製品を2シリーズ開発 ASPINA

  • Tweet
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

シナノケンシ(ASPINA)は2021年11月9日、ロボティクス向け薄型化モータの新製品として、「車輪駆動用薄型インホイールモータ」と「関節用薄型中空ブラシレスモータ」の2シリーズを開発したと発表した。「自動化」「省人化」「軽労化」に向けて開拓余地の多いロボティクス分野での総合的な価値を提案する。

車輪駆動用薄型インホイールモータは、通常の車輪と同程度の幅のまま電動化した「薄さ」と足回りを省スペース化できる「車輪との一体化」構造が特長となっている。関節用薄型中空ブラシレスモータは、業界トップクラスの「薄さ」と関節部をスリム化できる「大きな中空」構造が特長で、間接部のスリム化に貢献する。

薄型インホイールモータ「CAIWシリーズ」は、高効率、耐久性の高いブラシレスDCモータを採用した電動ホイール(車輪)と専用ドライバを組み合わせており、ロボットや電動アシスト台車のバッテリー駆動に最適な車輪駆動ユニットとなっている。

専用ドライバとの組み合わせにより、各種ロボットや運搬機器への組み込みユニットとして、いろいろなシーンで足回りの省スペース化の課題解決につながる提案ができる。

薄型インホイールモータのラインアップは、φ150ダイレクトドライブと、φ200減速機+電磁ブレーキ一体型の2タイプを準備。φ200タイプは幅128.5mm、φ150タイプは幅73mmと、通常の台車の車輪と同程度の幅で、車輪の中にブラシレスモータを内蔵しており、薄型構造となっている。

コア技術でもある高密度巻線技術と最適な磁気回路設計で高効率、高トルクとすることで、体積(厚み)を下げているだけでなく、機械設計やモータメカの擦り合わせ技術によって車輪駆動部を薄型化している。

耐久性の面では、最適な形状と堅牢性を追求したメカ設計を採用。φ200タイプは1モータ当たり250kg、φ150タイプは1モータ当たり180kgの耐荷重となっている。また、防塵防滴仕様IP44により屋内外(建築現場などの半屋外)で利用できる。φ200タイプは歯車機構と電磁ブレーキを内蔵し、電源喪失時でも車輪側でブレーキが作動するフェールセーフ機能を搭載する。

CAIW-80BA Φ150インホイールモータ

CAIW-200FA Φ200インホイールモータ

薄型インホイールモータは、ASPINAの標準品販売ブランドPlexmotionから11月中旬より販売受付を開始し、来年1月に販売を開始する。

薄型中空ブラシレスモータは、業界トップクラスの薄型化により、産業ロボットから協働ロボットまで幅広い製品の小型化に活用できる。また、薄型中空ブラシレスモータと滑らかな回転を提供する専用ドライバを組み合わせたパッケージ提案により、ロボット用電源に適した駆動ユニットを提供できるという。ラインアップは、50W、100W、150W+専用ドライバの3タイプを準備。さまざまなロボットの主に関節部へ応用できる。

コア技術でもある高密度巻線技術と最適な磁気回路設計により、高効率、高トルクとすることで、体積(厚み)を下げ、同社の従来のブラシレスモータと比較して約50%薄型化している。モータ長(厚み)は50Wタイプが27.6mm、100Wタイプが33.9mm、150Wタイプが40.2mmとなっている。

大きな中空構造(中空径φ25.4)を活かしてケーブル配線やエアチューブなどを通すことで設計自由度を上げ、ロボットの動きを妨げずに機能を最大限に生かすことができる。さらに、中空内部にロボットの構造上必要な駆動部分(可動軸等)を通して直接動作できるようにすることで、ベルトなど余分な部品を削減できる。

薄型中空ブラシレスモータは、ASPINAの標準品販売ブランドPlexmotionから11月中旬に販売受付を開始、12月に販売を開始する。

関連リンク

プレスリリース

関連記事

アーカイブ

fabcross
meitec
next
メルマガ登録
ページ上部へ戻る