- 2022-10-5
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- 3D CAD, ATINDE, CAD, Meta Quest, Oculus Quest, VAS:Vrlite Assembled Sets, VR(仮想空間), 点群データ, 設計レビュー
ATINDEは2022年10月3日、3D CADデータや点群データをVR(仮想現実)空間に表示可能な、設計製造業向けVRアプリ「VRLite」のバージョン2.1.1.0の提供を同日開始したと発表した。
同アプリを用いることで、図面だけでは捉えにくい形状やサイズ感をVR空間上で把握できる。特別な編集は不要で、基本的に3D CADから書き出されるSTLやglTF、OBJなどの中間ファイルを読み込むだけで動作可能。設計レビューの時間短縮や質の向上に寄与する。
今回のバージョンでは、テキストファイル(VAS:Vrlite Assembled Sets)に読み込むリストを記載することで、複数のファイルを一括でロードすることが可能となった。
一度に読み込めない大きなサイズの3D CADデータに関しても、複数のパーツに分割してVASファイルに記述することで読み込み可能となる。
その他、VR空間にフリーハンドで注釈を付与する機能や、飛行モードによる素早いVR空間移動、3D CADデータを掴んだ状態での移動(Undoにより取り消し可能)、3Dスキャナーで取り込んだ点群データの表示(別売りのポイントクラウドオプションが必要)、簡易的な距離計測、スクリーンショットに注釈を付与したVR空間の記録などが可能となっている。
VRLiteの動作環境は、PCがWindows 10 64-bit、HMDがMeta(Oculus) Quest 2(Oculus Link必須)、CPUがIntel i5-4590以上もしくはAMD Ryzen 5 1500X以上、グラフィックスボードがNVIDIA GeForce RTX 3000シリーズ、USB3.0ポート×1となっている。