工作機械主軸用に重切削化と高速回転に対応したアンギュラ玉軸受を開発 NSK

日本精工(NSK)は2022年10月13日、工作機械主軸用の高負荷容量、超高速アンギュラ玉軸受「ロバストダイナ(ROBUSTDYNA)シリーズ Jタイプ」を開発し、生産を2023年春から開始すると発表した。一般部品と自動車部品の加工機向けに、重切削化と高速回転に対応する。

ロバストダイナシリーズ Jタイプは、ボールの大径化など内部諸元を最適化。従来品に比べ、荷重負荷能力を15%高めており、重切削加工ができる。また、従来品同等の高速性を有するため、低速から高速回転まで対応する。

内部諸元の最適化ともに、同社独自の長寿命鋼を採用。軸受寿命が従来品に比べ、最大6倍になっている。材料と製造方法も改善しており、ロバストダイナシリーズ Xタイプに比べ、製造時のCO2排出量を削減し、省エネルギー化している。

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