光特性評価向け光スペクトラムアナライザの機能強化版を発表――HDCRモードやAPPモードなどを搭載 横河計測

横河計測は2023年6月19日、光通信用レーザーや光トランシーバ、光増幅器などに用いる部品の光特性評価向けの光スペクトラムアナライザ「AQ6370E」を開発したと発表した。同月26日に販売を開始する。

同製品は、同社の光スペクトラムアナライザ「AQ6370D」の機能強化版となっている。

今回、新たにHCDR(広近傍ダイナミックレンジ)モードを搭載した。より広い近傍ダイナミックレンジで単一縦モードレーザーを測定できる機能で、より高精度の光特性評価が可能となる。

また、レーザーのSMSR(サイドモード抑圧比)の測定時間を短縮するモードやAPP(アプリケーション)モードを追加した。

APPモードは測定対象デバイス固有のテストアプリケーションで、測定条件設定から解析結果出力までの一連の操作をナビゲートするものとなっている。光スペクトラムアナライザの使用経験が少ないユーザーをサポートする。加えて、大型液晶タッチパネルを採用したことで、より容易で直感的な操作が可能となっている。

本製品は主に通信事業者や光通信装置メーカ、光通信部品メーカの開発部門および製品評価担当部門、大学、研究機関を対象としており、光部品の開発や製造における特性試験および製品評価といった用途に適する。

関連情報

高性能光スペクトラムアナライザ「AQ6370E」発売 | 横河計測株式会社

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