Rimacの電動ハイパーカー、23の性能指標で世界新記録を樹立

クロアチアの自動車メーカーであるRimacは2023年5月17日、同社の電動ハイパーカー「Nevera」が、1日にして加速と制動に関わる23の性能指標で世界新記録を樹立したと発表した。中でも停止状態から時速400kmまで加速し、再び停止するまでの時間「0-400-0km/h」では、これまでの記録より1秒以上速い、29.93秒という記録を叩き出した。

23の性能記録は、4kmのストレートを有するドイツのテストコースで確認された。タイヤには、公道走行も可能なMichelinの「PILOT SPORT CUP 2 R」が使用された。ハイパーカーの直線での性能指標である0-400-0km/h記録に加えて、注目すべきは「0-60mph」記録だ。Neveraは、1.74秒で停止状態から60mph(時速約97km)に達し、公式記録を0.11秒短縮した。

この速さの鍵となる技術の1つがパワートレーンだ。Neveraはモーターをフロントとリアで2基ずつ、合計4基搭載しており、4つの車輪を独立して駆動することにより、最高出力1914馬力、最大トルク2360Nmを可能にしている。現在、同社はNeveraを150台限定で製造し、世界中の顧客に納品している。

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