ピッチ系炭素繊維を用いた、耐熱温度1500℃のCMC材料を開発 三菱ケミカルグループ

三菱ケミカルグループは2024年2月14日、ピッチ系炭素繊維を用いた高耐熱のセラミックマトリックスコンポジット(CMC)を発表した。耐熱温度は1500℃で、宇宙産業用途を中心に採用を目指す。

一般的なCMCは、セラミック基材をセラミック繊維で強化した複合材(SiC/SiC)で、軽量でありながら高強度、高靭性、高耐熱性といった特長を有する。今回開発した製品は、同社グループが製造するピッチ系炭素繊維をセラミック繊維の代わりに用いたうえに、表面に酸素透過バリア層を設けており、強度が空気中1500℃で1時間保持しても低下しない。

開発品は、かつてないほどの高耐熱性を有するCMC材料(C/SiC)で、JAXA革新的将来宇宙輸送システム研究開発プログラムで参考値として提示されている1600℃で800秒間の条件にも耐えうる。

今後は、耐熱性能をさらに向上させる技術開発を進め、2030年代前半の実現を狙っている宇宙輸送システムの往還機熱シールドや宇宙利用・回収プラットフォーム部材への採用を目指す。

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炭素繊維を用いた耐熱温度1,500℃のCMC材料(C/SiC)を開発 | 2024年 | ニュースリリース | 三菱ケミカルグループ

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