日本ガイシおよび独BASF Stationary Energy Storageは、既存の大容量蓄電池「NAS」を改良した「NAS MODEL L24」を共同開発し、海外市場向けに販売を開始したと発表した。
同製品は、単電池内の腐食を低減。劣化率が年間1%未満となった。従来よりも少ない設置台数で運用可能で、メンテナンス費も低減する。同発表によると、電力貯蔵システムへの投資を2割程度削減できるという。
また、モジュール電池内の温度管理も改良。直流200kWで放電する場合、1ユニット当たりの連続放電時間が6時間に延長した。
安全規格「UL1973」の認証を取得。また、「UL9540A」に基づく試験レポートも取得した。
直流41.7kWモジュール6台を搭載したコンテナ構成で、サイズは6.5×5.6×5.5m。最大出力が直流250kWで、容量が直流1450kWhとなっている。
国内規制への対応が完了した後に、国内市場向けにも販売を開始する計画だ。