敵対者の次の行動などを予測する「Theory of Mind」プログラムを開始 DARPA

アメリカ国防高等研究計画局(DARPA)が2024年12月9日、国家安全保障を目的に敵対者の次の行動などを予測する「心の理論(ToM:Theory of Mind)」プログラムを発表した。

ToMとは、人間が他者の行動やコンテキストから精神状態や次の行動などを推測する力を指す心理学用語だ。同プログラムは、敵の状況認識をモデル化し、行動を予測する人工知能(AI)開発を目標とする。アルゴリズムと人間の専門知識を組み合わせることで、シミュレーション環境で、現在よりも広範かつ効率的に、国家安全保障シナリオにおける潜在的な行動方針の探索を目指す。

国家安全保障上の意思決定者が、敵対者の行動を抑止または促進するための戦略を最適化できると期待される。同プログラムは、技術的ソリューションの模索段階にあり、連携機関を募集中だ。

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SAM.gov

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