- 2025-2-14
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- American Airlines, GKN Aerospace, Hanwha, Honeywell, Japan Airlines, Leonardo, Molicel, Syensqo, Vertical Aerospace, VX4, フェーズ1, フェーズ2, フェーズ3, 有人推力飛行, 英民間航空局, 電動垂直離着陸機(eVTOL)
![](https://engineer.fabcross.jp/wp-content/uploads/2025/01/250128_VX4.png)
Photo: Business Wire
英Vertical Aerospaceは2025年1月8日、同社の電動垂直離着陸機(eVTOL)「VX4」プロトタイプが有人推力飛行に成功したと発表した。人の操縦による有人推力飛行の完了は実寸大のベクトル推力型のeVTOLとしては世界で2番目になるという。
VX4は4人乗りのeVTOLで、運転時の排出ガスはゼロ、巡航速度は時速241kmに達する。GKN AerospaceとHoneywell、Hanwha、Molicel、Leonardo、Syensqoなど、宇宙航空関連各社の協力の下で開発された。同社は、すでにAmerican AirlinesやJapan AirlinesなどからVX4の予約注文を約1500件受けているとしている。
同社は、プロペラによって生成される揚力での、低速飛行操作と垂直離着陸をテストするフェーズ2の許可を英民間航空局から得ており、現在進行中だ。地面に緩く固定された状態でのホバリングの安定性を評価するフェーズ1をすでに完了しており、今後は翼によって生成される揚力を利用し、従来の航空機のように離陸、飛行、着陸するフェーズ3を目指すこととなる。