米Zoom、非同期ビデオツール「Zoom Clips」を発表――時差のある拠点間の連携に朗報

オンライン会議サービスを提供する米Zoomは2023年8月7日、非同期型のビデオサービス「Zoom Clips」を、同社のZoom Blogで発表した。これは、時差のある複数拠点で働くチームメイトとの情報共有や共同作業を容易にする機能だ。

Zoom Clipsは、同社の統合ソリューションである「Zoom One」に新たにバンドルされる。既存の会議、チャット、電話、ホワイトボードに、新たに追加される機能で、これにより、状況に応じたタイミングと形態で、コミュニケーションがとれる。

Zoom Clipsは、デスクトップアプリ、ポータルサイトのほか、MacのメニューバーやWindowsのシステムトレイなどから起動できる。録画の対象は、本人のみ、PC画面のみ、またはその両方が選択でき、バーチャル背景も使用できる。

録画後のビデオクリップは、雑音除去やトリミングなどの編集ができる。編集したクリップの共有は、Eメールを利用する方法や、プラグアンドプレイするためのリンクをコピーする方法がある。

クリップへのアクセス権は、ユーザーごとに制御できる。リンクを共有する人が無条件にアクセスできる設定や、招待したユーザーにのみアクセス権を与える設定がある。

ビデオコンテンツを記録、保管、管理するための一元的な場所を持つことで、異なるタイムゾーンを越えたコミュニケーションが容易になり、結果として、時間とコストの節約につながると同社は説明している。

関連情報

Want to collaborate over video but can’t align schedules? Try asynchronous video | Zoom Blog

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