- 2024-4-17
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ダイヤゼブラ電機は2024年4月16日、アンモニアなどの難燃性燃料を安定して燃焼させられる、超高エネルギー点火システムの試作品を開発したと発表した。
カーボンニュートラルに向けて、昨今アンモニアなどのカーボンフリー燃料に関する研究開発が進んでいる。アンモニアは難燃性燃料のため、点火系には高いエネルギーの火花放電が必要となる。
今回試作した点火システムは、超高エネルギー出力化とエンジンに搭載できるサイズへの小型化を両立したものだ。同社発表によると、体積当たりの出力エネルギーは世界最大だという。
また、個別点火を含めたマルチ点火などのさまざまな点火パターンを出力可能。エンジンの各運転領域にて安定燃焼が可能となる。
火花点火エンジン全般や、火花点火による着火および燃焼に関する製品に適用可能。アンモニアなどの難燃性燃料の安定燃焼に加えて、さまざまなリーンバーンエンジンの性能向上にも寄与する。