- 2023-3-10
- 機械系, 製品ニュース
- 3-in-1, 5-in-1, e-POWER, EV, X-in-1, インバーター, パワートレイン, モジュール化, モーター, 増速機, 日産自動車, 減速機, 発電機, 重希土類, 電動パワートレイン, 電気自動車(EV)
日産自動車は2023年3月9日、新たに開発した電動パワートレイン「X-in-1」の試作ユニットを公開した。電気自動車(EV)とe-POWERの主要部品を共用化し、モジュール化している。
X-in-1は、主要な駆動部品の共用化とユニットのモジュール化により、生産効率を向上する。モーター、発電機、インバーター、減速機、増速機は、それぞれ同一の生産ラインでEV用とe-POWER用が混流生産できる設計を採用。2019年比でパワートレインコストを約30%削減し、2026年までにe-POWERでエンジン車と同等の車両コストを目指す。
また、ユニットを小型化、軽量化し、車両の走行性能や音振性能を向上している。モーターは新たに開発。重希土類の使用を1%以下(磁石重量比)まで削減したモーターの採用を予定している。駆動部品や制御技術は共用し、EVとe-POWERどちらも同社の電動車ならではの運転体験を提供する。
同社は現在、モーター、インバーター、減速機の3つの部品をモジュール化したEV用の「3-in-1」、モーター、インバーター、減速機、発電機、増速機の5つの部品をモジュール化したe-POWER用の「5-in-1」を開発している。