- 2023-6-1
- 機械系, 製品ニュース
- AR, PMI, XVL AR, XVL Web3D AR アプリ, XVL Web3D Manager, XVL Web3D Manager AR オプション, セマンティック PMI, ラティス, ラティス・テクノロジー
ラティス・テクノロジーは2023年5月31日、後工程での3Dデータ利活用を推進するXVL Web3D Managerで、現実の拡張表現に対応する「XVL Web3D Manager AR オプション(以下、XVL AR)」の販売を開始した。モノづくり情報を現物上にデジタル表示する。1ライセンス定価600万円~、年間保守費用120万円~(初年度から)。各税抜き。
従来、検査業務では、検査情報を2D図面と現物とそれぞれ行き来しながら確認するが、検査項目が多くなると、慎重に進めても見逃しが発生していた。
XVLは、PMI(製品製造情報)として、3Dモデルに表面処理などの加工情報や公差情報、注記、寸法など検査に必要な設計情報を表現できる。XVL ARを利用することで、現物上にピンポイントで、検査に必要な情報をデジタル表示できるため、直感的にモノづくり情報を伝達できる。検査時の見落としを防止し、現場の効率化や、新規作業者への教育期間を短縮する。
通常、ARコンテンツの作成にはプログラミングスキルが必要になるが、XVL ARはテンプレートファイルを利用できるため、プログラミングスキルなしで、利用用途に合わせたARコンテンツを柔軟に作成できる。
また、iPad専用「XVL Web3D AR アプリ(以下、アプリ)」により、現物にセマンティック PMIや製造情報をデジタル表示できる。アプリの対象OSはiPad OS 15、16。対象デバイスは運用に合わせて選定する。