- 2019-12-29
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- DCT(Dual-Clutch Transmission), PHEV, SF90ストラダーレ, トランスミッション, トルクウエイトレシオ, ハニカムハウジング構造, フェラーリ, マグナ

Magna International Inc.
マグナは2019年12月11日、フェラーリと共同で、新型PHEV「SF90ストラダーレ」用の8速DCT(Dual-Clutch Transmission)を開発、提供開始したことを発表した。この革新的な次世代型DCTは、伝達トルクと変速を改善し、同時に重量とCO2排出量の削減にも貢献している。
同トランスミッションは、マグナのDCTファミリーに加えられた最新の製品だ。スーパースポーツ用途の新しい基準を作るもので、市街地はもちろんサーキットにおいても、その傑出した走行性能に必要なすべての特性を備えている。さらに、ハニカムハウジング構造などの新技術により、約10kgの軽量化によるトルクウエイトレシオの改善に寄与している。
同社によれば、今回のSF90ストラダーレ用トランスミッションの開発を通して得られた技術は、他のセグメント向けのDCTの効率や重量、パッケージングにも適用できるとしている。こうした技術移転は、同社のすべてのDCTラインナップにとって有益だとしている。
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