軽量で薄型の精密減速機を発売――協働ロボットやAGV、アシストスーツ関連などでの採用に期待 加茂精工

加茂精工は2020年5月26日、精密減速機「PSL」シリーズを発売すると発表した。同シリーズは主要部品にアルミが採用されており、軽量で薄型である点を特長とする。協働ロボットやAGV、アシストスーツ関連など、軽量で薄型の減速機が求められる分野での採用が見込まれる。

同シリーズは、減速機負荷能力/精度を維持しながら軽量化することを目標に開発が進められた。これにより、PSL70型の製品重量が0.42kg(同社従来品のPSR70型は0.6kg)、PSL110型は1.4kg(同社従来品のPSR110型は2.1kg)となった。従来シリーズと比較して、それぞれ各許容トルクを約20%減に留めつつ、製品重量が約30%減少している。

価格は、PSL70型が11万400円、PSL110型が12万7900円に設定された。発売日はともに2020年5月29日となっている。同社はPSLシリーズの初年度の販売目標台数を500台、目標金額を年間2500万円としており、次年度以降は販売目標台数2000台、目標金額年間1億円を掲げる。また、機能を絞った低コストバージョンの開発も進める。

PSL仕様表

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