Google、宿題の問題を撮影するだけで解き方をガイドする機能をGoogle Lensに追加予定と発表

Googleは、ステイホームによる学生の自宅学習を支援するサービスの一環として、画像認識機能「Google Lens」に、モバイル学習アプリ「Socratic」の技術を使った「宿題を手助けする」
機能を組み込む予定であることを明らかにした。

Google Lensとは、Googleが開発した画像認識技術で、スマートフォンのカメラを対象物に向けると、ニューラルネットワークに基づく視覚分析により、対象物を自動的に認識して関連する情報を表示したり、文字を認識して抽出したり別の言語に翻訳したりできる。

Googleが2018年に買収したSocraticは、学生の教室外での学習を支援するアプリ。問題を解くうえで学生が行き詰まったとき、その問題文や数式をスマートフォンでカメラ撮影したり、音声や文字で入力したりすると、Socraticがウェブ上から関連する情報を集め、基本的な考え方や解へと導く順を追った説明などを表示する。

この2つが連携することにより、学生が宿題に取り組んでいて行き詰まったとき、教科書や問題集の問題をスマートフォンのカメラで撮影するだけで、解き方のアドバイスを得られて行き詰まりを解消し、先へ進むことができるようになる。休校などで子供が自宅学習するとき、先生の代わりに勉強を見てあげる保護者にとっても心強い味方となるだろう。

Google Lensのこの新機能のリリース時期は明らかになっていないが、Socratic自体は既に単体アプリとして提供されており、AndroidとiOSの双方で利用可能だ。Socraticにも問題文や数式をカメラで撮影して文字認識する機能があるが、これはGoogle Lensに統合されることになるのかもしれない。

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