耐久性に優れた車載用コモンモードフィルタを開発——ADAS用カメラ向けに−55〜125℃で使用可能 TDK

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TDKは2021年9月7日、車載用コモンモードフィルタ「KCZ1210AH」シリーズを開発したと発表した。同年9月に国内生産拠点で量産を開始する予定となっている。

同シリーズは、車載向け差動伝送信号ライン向けのノイズ対策製品だ。同社独自の材料技術と構造設計を用いることで、使用温度範囲が−55〜125℃となっており、ADAS(先進運転支援システム)用のカメラに使用可能。従来の積層タイプのコモンモードフィルタは、使用温度範囲が−40〜105℃に留まっていたことから、カーアクセサリーなどでしか使用できなかった。

また、導電性樹脂電極を採用しており、熱衝撃によるクラックを抑制することで、基板の歪みなどの機械的ストレスに対する耐性が向上した。

同シリーズの「KCZ1210AH900HR」は、サイズが1.25×1.0×0.5mmと小型で、コモンモードインピーダンスが100MHzで90±25%、1ラインの直列抵抗が最大1.75Ω、定格電流が最大100mA、定格電圧が最大5Vとなっている。

生産数量は、生産開始当初で月産1,000万個を計画している。サンプル価格は1個当たり30円(税別)とした。

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