世界最小サイズのSiCショットキーバリアダイオードのサンプル提供を開始――低損失で高速なスイッチング動作に対応 新日本無線

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新日本無線は2021年3月31日、世界最小サイズと高放熱を両立した650V/10Aのシリコンカーバイド・ショットキーバリアダイオード 「NJDCD010A065AA3PS」のサンプル提供を開始したと発表した。量産は2021年7月からを予定し、サンプル価格は500円となる。

NJDCD010A065AA3PSは、シリコンカーバイド(SiC、炭化ケイ素)を用いた最大定格650V/10Aのショットキーバリアダイオードで、これまでのシリコンを使用したファーストリカバリダイオードと比較して低損失で高速なスイッチング動作に対応する。

SiC素材の熱伝導の良さをフルに引き出すクリップボンド構造のパッケージを採用。サイズは世界最小となる4.5×6.5×0.9mm、低熱抵抗はθjc=2.2℃/W(typ.)となっており、これまで部品サイズや放熱設計の面で実装が難しかった場所に搭載できる。また、基板の配線長を抑えられ、配線抵抗や寄生インダクタンスの低減によってアプリケーションの高性能化が図れる。

クリップボンド構造

寄生成分による影響

高性能なダイオード特性を有し、フォワード電圧VF(@IF=10A)が1.5Vと低く、スイッチング時の電力損失に影響を与えるリカバリ時間が10ns(@VR=400V)と短くなっている。シリコンのファーストリカバリダイオードと比較し、高速で高効率化動作ができるという。また、クリップボンドパッケージはリカバリ特性の良さと相まって、過渡応答特性を改善し、スイッチングノイズが低くなっている。

本製品は、世界最小サイズ、低損失、高速スイッチング、低ノイズの特長を活かし、各種電源回路やモーター駆動回路などのさらなる高性能化、小型/軽量化に貢献することが期待される。

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