イギリスで200MW鉛冷却高速炉技術の包括的設計審査申請を提出 フランスの原子炉開発スタートアップnewcleo

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先進モジュール原子炉(AMR:Advanced Modular Reactor)を開発するnewcleoは2024年12月2日、商業規模の200MW鉛冷却高速炉「LFR-AS-200」技術の包括的設計審査(GDA:Generic Design Assessment)申請をイギリスに提出したと発表した。

GDAは、原子力規制局(ONR:Office for Nuclear Regulation)と環境庁(EA: Environment Agency)によって開発されたプロセスだ。新しい原子力発電所の設計を精査し、受け入れ可能性を評価する。プロセスを開始するには、エネルギー安全保障・ネットゼロ省(DESNZ: Department for Energy Security and Net Zero)の承認も必要とされる。

同社は技術の基礎評価を含め、ONRとEAの2段階のGDA完了を目指している。DESNZが承認すれば2025年春からプロセスは開始され、完了までに約2年かかる見通しだ。

今回のステップは、2024年4月に申請したLFR-AS-200の規制正当化決定(Regulatory Justification Decision)に続くものだ。新しい原子炉に対するこのような申請は約10年ぶりで、AMRとしては初めてのものになる。

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newcleo submits GDA application for Lead-cooled Fast Reactor technology in the UK

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