データセンター向けの大型FC-BGA基板を開発 韓国のDaeduck Electronics

Photo: Business Wire

韓国の電子部品メーカーDaeduck Electronicsは2024年6月24日、AIサーバーおよびデータセンター向けの大型FC-BGA(Flip Chip Ball Grid Array)基板の開発に成功したと発表した。

1965年に設立されたDaeduck Electronicsは、韓国におけるPCB(プリント回路基板)量産メーカーの草分け的存在で、近年は戦略的に半導体パッケージ基板に重点を移してFC-BGA市場に参入していた。

FC-BGAは半導体チップとパッケージ基板をフリップチップ方式で接続し、電気的特性と熱的特性を向上させた高密度の半導体基板だ。今回開発した大型FC-BGA基板は、寸法が100×100mm、構造は20層以上で、データセンター用のハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)チップに適用されている。

またこの技術はCPUやGPU、AIサーバーで使用されているCoWoS(Chip on Wafer on Substrate)パッケージとして知られる「2.5D(2.5次元)パッケージ」にも適用できる。

同社はさらに、シリコンコンデンサ内蔵技術、ブリッジ集積技術、FC-BGAの大型基板技術の融合にも注力することで、次世代パッケージング市場への新たな挑戦に備えている。

関連情報

Daeduck Electronics、データセンター向け大型FCBGA基板を開発 | Business Wire

関連記事

アーカイブ

fabcross
meitec
next
メルマガ登録
ページ上部へ戻る