- 2025-2-21
- 機械系, 製品ニュース
- kaku AI, kaku lab., kaku XR, NTマイクロシステムズ, T-Pen, XR(クロスリアリティ), インタラクティブラボラトリー, カクラボ, ゼブラ, リアルタイム3D visual生成プラットフォーム, 仮想空間, 生成AI, 筆記具
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ゼブラは2025年2月20日、紙にも仮想空間にも手書きできる、リアルタイム3D visual生成プラットフォーム「kaku lab.(カクラボ)」を発表した。既存の筆記具の技術に、XR(クロスリアリティ)と生成AIを組み合わせ、「カク」を拡張している。
kaku lab.は、NTマイクロシステムズ、インタラクティブラボラトリーと共同で開発された。現実の紙と仮想空間に「カク」ことができる。仮想空間上で手書きした文字のテキストデータ化や翻訳ができることに加え、ラフに描いた絵を自動的にリアルな表現にしたり、それを動かしたりできる。絵を描くことが苦手な人や動画制作など高度な技術がない人も、頭の中のイメージを多彩な表現にできる。
コンテンツを作りやすいIT技術をベースにしており、教育や医療、エンターテインメント、クリエイティブなどのさまざまな分野で活用できる。
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ラフな絵をリアルな表現や立体にできる
アナログとデジタルが融合した筆記用具のT-Penは、紙にも仮想空間にも書くことができる。全長146mm、重量19.6gとなっている。本体にはセンサーを搭載しており、書いているときの速度、角度、筆圧、時間などのデータを取得する。Bluetoothでさまざまなデバイスに接続でき、筆記のプロセスを可視化してデジタル空間とつなぐことができる。T-Penは、通常の筆記具(ボールペンまたはシャープペンシル)のように紙に書くこともできる。
kaku XRは、T-Penと連携し、仮想空間で「カク」ことができるデジタル技術で、仮想空間でT-Penの動きを再現する。仮想空間は、ヘッドマウントディスプレイ、PC、タブレットなど、さまざまなデバイスで表示できる。
kaku AIにより、書いた文字やイラストを生成AI使って清書、立体化、動画化する。必要な生成AIをAPIで複数組み合わせ、連携させたコンテンツを作ることができる。