カテゴリー:技術ニュース
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有人月面基地の実現に向けて。-170℃以下になっても活動できるエネルギー供給方法を研究
欧州宇宙機関(ESA)は将来の月面ミッションに備え、月の長く寒い夜を乗り切るための蓄熱技術を研究している。 太陽光の当たらない月の夜では、気温は-170℃を下回る。高緯度地方では夜の時間は短いが、場所によってはまっ…詳細を見る -
アンモニアから水素を容易に取り出す触媒プロセスを開発 触媒への吸着熱で反応を起動
大分大学工学部の永岡勝俊准教授らの研究グループは2017年4月29日、室温でアンモニアと酸素(空気)を触媒に供給するだけで、外部からの加熱無しに反応を繰り返し起動させ、瞬時に水素を取り出すことができる触媒プロセスを開発し…詳細を見る -
理研、ナノサイズの四角形と間隔の組み合わせで自在に色を作るメタマテリアル・カラー技術を確立
理化学研究所(理研)は2017年4月26日、アルミニウム薄膜で作ったメタマテリアルで、可視光全域をカバーする色を作り出すことに成功したと発表した 。極薄・超軽量で半永久的に色あせない特性を持つため、高解像度ディスプレイや…詳細を見る -
ソニー、100km先との遠距離通信や時速100kmの移動中も安定的に通信できる技術を開発
ソニーとソニーセミコンダクタソリューションズは2017年4月27日、遠距離や高速移動中でも安定した無線通信ができる新たな低消費電力広域(LPWA)ネットワーク技術を開発したと発表した。 登山者などの位置情報をリアル…詳細を見る -
トヨタ、元町工場で燃料電池とマイクロガスタービンによるハイブリッド発電システムの実証開始
トヨタ自動車(以下トヨタ)は2017年4月26日、固体酸化物形燃料電池(SOFC)とマイクロガスタービンを組み合わせた加圧型複合発電システム(ハイブリッド発電システム)を、愛知県豊田市の元町工場敷地内に設置し、実証運転を…詳細を見る -
NEDO、自動車など輸送機器の軽量化を目指す2つの研究開発テーマを新たに採択
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は2017年4月26日、自動車など輸送機器の抜本的な軽量化を目指した材料開発プロジェクトで、2つの研究開発テーマを新たに採択したと発表した。高精度で小型の中性子ビーム装置を用…詳細を見る -
海水から塩を取り除けるグラフェンベースのフィルターを開発
英マンチェスター大学は2017年4月3日、海水から塩をろ過できるグラフェンベースのフィルターを開発したと発表した。 同大学の国立グラフェン研究所が開発した酸化グラフェン膜は、微小なナノ粒子や有機分子、そしてサイズの…詳細を見る -
富士通研究所、ディープラーニング用ハードウェアの電力効率を向上させる回路技術を開発
富士通研究所は2017年4月24日、ディープラーニングの学習処理に用いるデーターのビット幅を削減することで、ニューラルネットワーク構造や学習方式を変えずに学習用ハードウェアの電力効率を向上させる回路技術を開発したと発表し…詳細を見る -
余った電力、どうしよう?――圧縮空気を使って地下に電力を蓄える次世代貯蔵技術の研究進む
ノルウェー産業科学技術研究所(SINTEF)の研究チームが、新しいエネルギー貯蔵システムを検討している。空気を圧縮して岩盤内の洞窟に貯蔵すると同時に、空気が圧縮されるときに発生する熱も地下蓄熱層に蓄える。貯蔵されたエネル…詳細を見る -
起動時間を10分の1に短縮するランガサイト振動子、東北大発ベンチャーのPiezo Studioが製品化
東北大学は2017年4月21日、同大学発ベンチャーのPiezo Studioが水晶振動子の約10分の1の時間で起動するランガサイト振動子を製品化したと発表した。 [caption id="attachment_20…詳細を見る