- 2025-3-14
- 製品ニュース, 電気・電子系
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ロームは2025年3月13日、VR/AR機器や産業用光センサー、人感センサーなどのアプリケーションに対応する面実装型の近赤外(NIR)LEDに、小型トップビュータイプ品を3パッケージ構成で6機種展開すると発表した。パッケージごとに、850nm(SML-P14RWは860nm)と940nmの波長をラインアップする。サンプル価格は140円/個(税抜)となっている。
小型(1.0×0.6mm)、超薄型(0.2mm)のPICOLEDシリーズは「SML-P14RW」と「SML-P14R3W」の2機種を展開する。業界標準サイズ(1.6×0.8mm)では、狭指向性を持つ円形レンズタイプ「CSL0902RT」と「CSL0902R3T」、広範囲に光を放射するフラットレンズタイプ「CSL1002RT」と「CSL1002R3T」の4機種を展開する。
フォトトランジスタやカメラ受光素子との相性が良い850nmは、VR/ARの視線追跡や物体検知など高感度が求められる用途に向いている。太陽光の影響を受けにくく、発光時に赤く見えない940nmは、人感センサーなどに向いているほか、生体センシング用途では血流や酸素飽和度(SpO2)の計測にも利用される。
光源には、発光層構造を最適化したNIR素子を搭載し、小型パッケージでは難しいとされていた放射強度を有する。SML-P14RWと、同じ1006サイズの一般品を比較した場合、同じ電流値で約1.4倍の放射強度を達成する。同じ放射強度では、消費電力を約30%削減可能だ。
新製品は、同社本社工場(京都市)で前工程を、ROHM Electronics(Malaysia)Sdn. Bhd.(マレーシア)およびROHM Semiconductor(China)Co., Ltd.(中国)で後工程を生産する。
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