タグ:Science Advances
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生体適合性と柔軟性を備えたイオントランジスタ「IGT」を開発――リアルタイムに脳波を検知
コロンビア大の電気工学科と神経学科の研究者らが協力して、生体適合性のある材料だけを使って安全、小型、高性能なトランジスタを開発した。「内部イオンゲート有機電気化学トランジスタ(IGT)」と名づけたこのトランジスタは、導電…詳細を見る -
金属をコアに使って強靭性ポリマー繊維を開発――バイオマテリアルがヒント
ノースカロライナ州立大学の研究チームが、ポリマー製の中空シースに、コアとしてガリウム金属を挿入した複合繊維を作成した。変形初期には金属ガリウムとしての強度を示すが、変形が進んでコア金属が破断しても、破断した金属間のひずみ…詳細を見る -
ミツバチの脳でも簡単な算数ができる――短期記憶と長期記憶の組み合わせがAI学習のヒントに
ロイヤルメルボルン工科大学(RMIT)の研究チームが、ミツバチが足し算や引き算という算数のメカニズムを理解し、簡単な計算問題なら解けることを発見した。ミツバチの小さな脳でも計算を行えることを示した今回の研究成果は、人工知…詳細を見る -
コンポーネントの能力が低い方が全体として高性能――分散型システムに関する研究
中央集中型システムでは、コンポーネントが優れているほど、より高い機能が発揮されるが、分散型システムでは、個々のコンポーネントの能力が低い方が効率的に目標を達成できるという興味深い研究結果が、米ジョージ・ワシントン大学から…詳細を見る -
グラフェンに厚さ数nmの高誘電率絶縁体を埋め込む――次世代フレキシブルデバイスを実現する技術
イギリスのエクセター大学の研究チームは、レーザー照射を利用して、ファンデルワールスヘテロ構造内部に高誘電率(high-k)絶縁体を埋め込むことに成功したと発表した。次世代のフレキシブル電子部品の製造につながると期待される…詳細を見る -
宇宙航空向け新材料開発へのヒントとなるか――ファスナーのように結合する羽毛構造を研究
カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)では、鳥類の翼の構造などに関する研究が行われている。鳥の翼を構成する羽毛は、中央を走る羽軸(うじく)、羽軸から枝のように伸びる羽枝(うし)、羽枝から小枝のように出ている小羽枝(…詳細を見る -
100倍速く3Dプリントできる光造形技術――2色の光でレジン硬化をコントロール
アメリカのミシガン大学の研究チームは、従来より100倍速く3Dプリントできる光造形(SLA)技術を発表した。2種類の異なる波長の光を使ってレジンの硬化をコントロールすることで、印刷速度毎時約2mを達成した。研究成果は20…詳細を見る -
まるで魔法の絨毯――触媒反応で自律運動する2Dシートを開発
ピッツバーグ大学の研究チームが、反応性流体で満たされているマイクロチャンバー内で、触媒反応を利用することにより、自律的に移動し形状変化する2Dシートを設計した。まるでディズニー映画「アラジン」に出てくる「空飛ぶ魔法の絨毯…詳細を見る -
スーパーアロイの耐熱性を飛躍的に高める「階層的材料設計」
アイダホ国立研究所の研究チームが、耐熱性を向上し破断寿命を何千時間も延ばすことができる、Ni基スーパーアロイの画期的な製造方法を考案した。耐熱性確保の基本となるγ' 析出相の内部に、更に微細なγ相を分散させる、「階層的材…詳細を見る -
MIT、太陽光だけで効率的に氷を解かす手法を発表――飛行機や電線の着氷除去に有効
米マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームは、飛行機や電線などに付着する氷を化学薬品や電力を使わないで解かす方法を発表した。研究成果は、2018年8月31日付けの『Science Advances』に「Photot…詳細を見る